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『ヒッポリュトス』(, Hippolytos、)は、古代ギリシアの悲劇詩人エウリピデスによるギリシア悲劇の1つ。エウリピデスは『ヒッポリュトス』を二作品上演しているが、現存しているのは二作目の『(花冠を捧げる)ヒッポリュトス』であり、一作目の『(顔をおおう)ヒッポリュトス』は断片のみが現存している。なお、セネカはこの一作目を元にローマ悲劇『パエドラ』〔『セネカ1』、京大 p.456〕を著している。 アテーナイ王テーセウス、彼のアマゾーンとの間の息子ヒッポリュトス、そしてテーセウスの後妻パイドラーが、愛憎に翻弄される様をトロイゼーンの王宮前を舞台に描く。 紀元前428年の大ディオニューシア祭で上演され、優勝している〔『全集5』 岩波 p.427〕。 ==主な登場人物== ヒッポリュトス:アテーナイ王テーセウスと彼の先妻、アマゾーン族のアンティオペー(あるいはヒッポリュテー)の息子 パイドラー:テーセウスの妻 テーセウス:アテーナイ王 アプロディーテー:愛と美を司る女神 アルテミス:狩りを司る処女神 その他にヒッポリュトスの老僕、パイドラーの乳母など 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヒッポリュトス (エウリピデス)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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